意外と知らない?鉄筋コンクリート造について!「RC造」や「S造」、「SRC造」の違いについて解説!解体費用の相場や、解体を依頼する際のポイントも解説します!
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ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第7回目は「鉄筋コンクリート造の解体について」です。
建物の解体を検討する際、その建物がどんな構造かを知っていることはとても重要です。よく聞く鉄筋コンクリート造から、その他の構造について説明すると共に、鉄筋コンクリート造の解体費用の相場についても一緒に解説していきます。
もくじ
鉄筋コンクリート造(RC造)とS造、SRC造の違い
建物の構造にはS造、RC造、SRC造などがあります。まずは、それぞれの用語の意味について解説していきます!
【S造】
鉄骨造のことをいい、高層建築などに適しているといわれています。建物の骨組に鉄骨が使用され、主要構造部には鋼板や鋼管などの鋼材が用いられ、軽量で粘り強いという特徴があります。あらかじめ工場で製造した主要部材を現場で組み立てるので、鉄筋コンクリート造よりも工期が短く、建築コストも抑えられます。戸建て住宅から倉庫や工場、高層マンションなど、さまざまな建物の建築に用いられています。
【RC造】
鉄筋コンクリート造といわれ、その特徴に鉄筋の骨組みにコンクリートが流し込まれているという点が挙げられます。RCでは、組んだ型枠中に鉄筋が配され、そこにコンクリートが流し込まれることによって、柱や梁などの建物の骨格部分が一体的に造られます。
そのため鉄筋コンクリート造は、耐火性、耐震性、防音性、気密性に優れていることも特徴です。中層から高層まで幅広い建物を造る際に使用されていますが、建築費は高めで解体費用も高めの傾向があります。
【SRC造】
鉄骨鉄筋コンクリート造のことを差し、SRC造は大型マンションやビルなどに多いといわれます。鉄骨柱の周りがコンクリートで固められるので鉄筋コンクリート造(RC造)の芯部に鉄骨が入っているというイメージです。柱の芯の部分に鉄骨を用いることによって、RC造よりもさらに頑丈な建物にすることが可能です。
他にも鉄骨を使うことのメリットとして、一定の強度を保ちながら柱や梁を細くできる点にあります。結果として、RC造よりもさらに広めの空間を確保できるのです。また、SRC造はRC造よりもさらに防音性が高いのも特徴です。
今回はRC造とSRC造の解体について絞って確認していきましょう!
鉄筋コンクリート造(RC造)とSRC造の解体の費用相場
前段で説明した鉄骨や鉄筋を使用した三種類の解体費用は当然ながら木造建築よりも高く設定されています。また、S造(鉄骨造り)では、内装撤去後はほとんど鉄となるため、RC造やSRC造よりも解体費用が安くなります。
では、実際にRC造やSRC造りの建物を解体する場合の費用相場を見ていきましょう。建物の解体は、1坪あたりの費用の単価を知ることにより、その建物の面積で大まかな費用を知ることができます。
坪単価は以下のとおりです。
RC造:3.5~8万円/坪
SRC造:4.5~9万円/坪
こちらの相場は、あくまでも建物本体の解体にかかる費用の目安となります。建物の階数や面積の広さ、立地条件等の周辺の環境によっても変わっていくので注意しましょう。他にも付帯工事が必要となる場合は別途追加料金が発生することになるので、最終的な解体費用は解体業者に問い合わせるのがおススメです。
鉄筋コンクリート造(RC造)の解体費用の内訳
前述でも説明したように、建物を解体する際には建物本体の解体費用以外に諸費用がかかります。鉄筋コンクリート造(RC造)の解体費用の内訳は、以下のとおりです。
・本体工事費
鉄筋コンクリート造の建物を解体する際の主要な作業に関わる費用で、これには人件費や使用する重機のレンタル料が含まれます。
・付帯工事費
建物本体以外の撤去のかかる費用のことで、ブロック塀や外階段などの外構工事が該当します。これらは敷地内の構造物によって大きく変わってきます。
・諸費用
解体作業に伴う重機の輸送費、必要な保険の加入料、行政への手続きにかかる費用などが含まれ、時には近隣住民への配慮としての粗品代も計上されることがあります。
このように解体費用の内訳は複数あり、それらの総額で金額が決まります。業者から見積もりを取った際には、内訳の詳細をチェックし、わからない点などあれば業者に質問することが重要です。
鉄筋コンクリート造(RC造)やSRC造の解体費用が高額になってしまう理由とは?
ここまで鉄筋コンクリート造(RC造)の建物の解体費用相場をお伝えしましたが、解体費用は特有の要因によって費用が高くなってしまうことがあります。その要因をチェックしていきましょう。
・立地や周辺環境
立地や周辺環境によって、解体にかかる費用は大きく異なります。重機の通れない道路や狭い敷地などの場合、重機ではなく手作業で解体となります。また、交通量の多い場所に位置している建物では、周囲の安全を守るためガードマンの配置が必要不可欠です。他にも、閑静な住宅街で工事が行われる際は、防音や振動への対策も必要な場合があります。このように人員の確保が必要な場合や、特別な配慮を要する場合は、費用が高くなります。
・アスベストが使用されている
2006年に実質的に全面禁止となったアスベストですが、それ以前の建物には使用されている可能性があります。特に、規制が一切されていなかった1975年以前は使用されている建物が多いでしょう。アスベストの処分は専門業者しか行うことができず、アスベストを含む建物の解体は費用が高くなります。どのレベルのアスベストがどれくらい含まれているのかを、解体前の事前調査にて調べてもらうことも重要です。
・地中埋設物の撤去費用
解体現場では水道管や井戸、さらには以前の建物から残されているコンクリート構造物など様々な地中埋設物がある可能性があります。この場合、地下部分の解体を行なう必要があるため費用が高くなります。地中埋設物の撤去は、小規模なものであれば数万円程度で済みますが、大規模なものになると数十万円といった費用がかかることもあります。
ここで一番注意が必要なポイントは、地中埋設物は工事の最中に発見されることが多いため、見積もり時点ではその費用が含まれず、追加費用となってしまう点です。もし、事前に地中埋設物が分かっている場合は、早めに業者に伝えておくことをおすすめします。
・ゴミなどの残置物が多い
鉄筋コンクリートの解体作業では、予想外の多量のゴミや残置物の撤去が必要になることがあります。これらの廃棄物は特別な処理を要する産業廃棄物として扱われるため、処分費用が解体費用に大きく影響します。
特に、解体対象の建物が長年にわたって使用されていた場合、残置物の量は増加します。予期せぬ量の廃棄物が出ると、予算を大幅に超えることも珍しくありません。
鉄筋コンクリート造(RC造)やSRC造の解体費用を抑えるポイント
解体費用は計画的に進めることによって、意外と節約できる余地があります。特に鉄筋コンクリート造の建物では、以下の方法でコストを抑えることが可能です。
・相見積もりをとる
解体業者から相見積もりを取ることは、コスト削減の第一歩です。異なる業者に見積もりを依頼し、それぞれの内容を詳細に比較検討することで、最も合理的な価格で提供してくれる業者を見つけることができます。ここでは、費用だけでなく、サービスの質や提供される工事の範囲にも注目しましょう。複数の業者を比較することで、不当に高い見積もりや不必要なサービスを提案する業者を避けることができます。
・繫忙期は避ける
解体業者にも繁忙期と閑散期があり、繁忙期には人手不足や機材の使用率の高さから費用が高くなる傾向にあります。一般的に、年末年始や予算の締め切りが近い年度末の時期は避け、業者が比較的空いている時期に解体工事を計画することで、費用を抑えることが可能です。また、繫忙期を避けることは、丁寧な作業をしてもらえる可能性にもつながります。他にも、時期を選ぶことで、急ぎの工事に伴う追加費用を避けることができるでしょう。
・自分で処理できる残置物は処分しておく
解体業者による廃棄物の処理には別途費用がかかりますので、不用品や家具など、自分で処理または寄付、販売できる物は事前に処理しましょう。処分しておくことで、解体プロジェクトの規模が小さくなり、結果的に費用を下げることができます。
・補助金の活用
多くの自治体では、安全性の向上や環境保護の観点から、解体工事に補助金を提供しています。特に古い建物や危険な状態にある建物の解体に対しては、補助金が出る可能性が高いです。補助金の条件や申請方法は自治体によって異なるため、事前に情報を収集し、適用可能な補助金があれば積極的に活用しましょう。
まとめ
鉄筋コンクリート造(RC造)やSRC造の違いや、解体費用の相場や高くなってしまう要因、安くするポイントなどをお伝えしました。鉄筋コンクリート造(RC造)の建物の解体を検討されている方は、相場を参考にしながら、業者へ見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
また、解体費用は、依頼のタイミングや業者の立地などによって、費用が変わってきます。少しでもお得に解体工事をしたいのであれば、相見積もりを取ることが大切です!
私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでも様々な物件に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、鉄筋コンクリート造(RC造)の建物の解体工事などでお悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。
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