株式会社エスエイアシスト

家を解体する時、自分でどこまで片づけるべき?費用を抑えるポイントを解説

独自のノウハウにより安心・安全そしてリーズナブルに解体サービスを提供する、
ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第48回目は「解体時の残置物の片付けについて」です。

長年住み慣れた家、あるいは相続した家を解体することになったとき、建物の外観だけでなく、家の中に残された膨大な量の荷物、いわゆる「残置物」の存在に頭を悩ませる方は少なくありません。「この家具はどうすればいい?」「家電は普通に捨てられるのかな?」「自分で片づければ、解体費用は安くなる?」
解体工事は、単に建物を壊すだけでなく、こうした不用品の片づけも伴います。しかし、どこまでを自分で片づけ、どこからを解体業者に任せるべきか、その線引きが分からず、不安に感じている方もいるでしょう。

この記事では、解体工事前の片づけについて、専門家の視点から詳しく解説します。残置物を自分で片づけることの費用的なメリットや、具体的な片づけ方、そして知っておくべき注意点まで、あなたの疑問を解消し、スムーズな解体工事へと繋がる情報をお届けします!

なぜ残置物を減らすと解体費用が安くなるのか?

結論から言うと、解体工事の前に残置物を自分で片づけておくと、解体費用は安くなります。その理由は、解体業者が取り扱う廃棄物の種類と費用構造にあります。
解体工事で発生する廃棄物は、主に「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の二つに分けられます。

産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のことで、解体工事で発生する木くずやコンクリートガラなどがこれに該当します。これらは解体業者が責任を持って処分します。

一般廃棄物は、家庭から出るごみや不用品全般を指します。残置物である家具、家電、衣類、食器などは、この一般廃棄物に分類されます。

多くの解体業者では、建物の解体と同時に残置物の撤去も請け負いますが、この際に発生する費用は、産業廃棄物と一般廃棄物の両方の処分費用を含みます。一般廃棄物は、産業廃棄物とは別の処分ルートを経由するため、その分別や運搬、処分に別途費用が発生するのです。
自分で残置物を撤去しておけば、解体業者の作業量が減るだけでなく、一般廃棄物の処分費用が解体費用に含まれなくなるため、総額を大幅に抑えることができるのです。

自分でどこまで片づけるべき?片づけの目安

費用を安くするためには、できる限り自分で片づけるのが理想的です。しかし、どこまで片づけるべきかという明確なルールはありません。目安としては、「建物本体以外で、自分たちが持ち込んだもの」は自分で片づけられるという意識を持つと良いでしょう。

具体的には、以下のものが当てはまります。

家具:タンス、ベッド、テーブル、椅子、ソファなど
家電:テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコンなど
衣類や布団:クローゼットや押入れの中身
食器や調理器具:キッチンにあるもの
書籍や雑誌:本棚にあるもの
趣味の道具や小物:釣り道具、ゴルフバッグ、写真、雑貨など
庭にあるもの:植木鉢、ガーデニング用品、物置の中身、自転車など

これらはすべて一般廃棄物に分類されるため、自分で適切に処分することで、解体業者に依頼する費用を削減できます。

残置物を自分で撤去する具体的な方法

残置物を自分で片づける際には、いくつかの方法が考えられます。それぞれのメリットとデメリットを理解し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。

1.自治体のルールに従って処分する

一番費用を抑えられる方法です。家具や家電などの粗大ごみは、自治体のルールに従って回収してもらいましょう。事前に申し込みが必要な場合が多いので、余裕を持って手続きを進めることが大切です。ただし、一度に出せる量や品目に制限がある場合があるため、計画的に進める必要があります。

2.不用品回収業者に依頼する

多くの不用品を一度に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが効率的です。分別や運搬もすべて任せられるため、時間や労力を大幅に節約できます。ただし、自治体よりも費用が高くなる傾向にあるため、複数の業者から見積もりを取って比較検討することをお勧めします。

3.リサイクルショップやフリマアプリを活用する

まだ使える家具や家電、衣類などは、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマアプリで売ったりすることで、処分費用を抑えられるだけでなく、臨時収入を得られる可能性があります。状態が良いものや人気の品は、積極的に活用してみましょう。

4.寄付や譲渡を検討する

家具や衣類、本などを団体やNPO法人に寄付する方法もあります。寄付することで社会貢献にもつながり、気持ちよく不用品を整理できます。友人や知人に譲ることも一つの手です。

残置物撤去の注意点:家電リサイクル法とアスベスト

木造家屋の解体費用は、以下のような要因によって変動します。
自分で残置物を撤去する際に、特に注意すべき点がいくつかあるので確認しましょう。

家電リサイクル法対象品

テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家電リサイクル法の対象品目です。これらは自治体の粗大ごみとして出すことができません。家電量販店などに引き取りを依頼するか、家電リサイクル券を購入して指定の場所に持ち込む必要があります。

アスベストの有無

築年数の古い建物には、アスベストが使用されている場合があります。内装材や断熱材などに含まれていることがあり、素人判断で撤去するのは非常に危険です。アスベストの飛散を防ぐためにも、専門の業者による調査・撤去が義務付けられています。もし、アスベストが含まれている可能性がある場合は、絶対に自分で片づけようとせず、解体業者に相談してください。

解体業者に残置物撤去を依頼するメリット・デメリット

「自分で片づけるのが大変そう…」と感じる場合は、最初から解体業者に残置物の撤去もまとめて依頼するという選択肢もあります。

メリット

手間と時間を大幅に節約できる
分別や運搬、処分の手続きなど、すべてを任せられるため、片づけのストレスから解放されます。
スムーズに工事に着手できる
解体業者のスケジュールに合わせて作業を進められるため、工事の着工が遅れる心配がありません。

デメリット

費用が高くなる
先述のとおり、自分で片づける場合に比べて費用は高くなります。解体業者によって残置物処分費用は大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。

まとめ

家を解体する際の残置物の片づけは、時間と労力がかかる大変な作業です。しかし、自分でできる範囲で片づけておくことで、解体費用を大幅に抑えることができます。「更地にしてから売却したい」「建て替えを考えている」「空き家の管理に困っている」など、家を解体する理由はさまざまですが、どのケースでも、残置物の片づけは避けて通れません。

もし、どこから手をつければ良いか分からなかったり、一人で片づけを進めるのが不安に感じたりした場合は、無理をせず、専門家である解体業者に相談してみましょう。

私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでも様々な解体や残置物に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、お悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。

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