株式会社エスエイアシスト

解体工事に「足場」は必須!安全性と近隣配慮のための重要な役割と適正費用を徹底解説

独自のノウハウにより安心・安全そしてリーズナブルに解体サービスを提供する、
ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、今回は「解体工事に足場は必要か」です。

家屋や建物の解体工事の見積書を開くと、高額な項目の一つとして必ず目に留まるのが「足場」費用です。この費用は、総解体費用の10%から20%を占めることも珍しくなく、「足場を省略して、この費用を削ることはできないだろうか?」と考える施主様は少なくありません。

しかし、結論からいうと、解体工事において足場の設置は、ほとんどの場合で必須であり、決して削減すべき費用ではありません。これは、法律で定められた安全性の確保と、近隣住民とのトラブルを防ぐための重要な役割を担っているからです。

この記事では、解体工事の専門家として、足場の役割の重要性、設置の法的義務、適正な費用相場、そして安全性を確保するための注意点まで、徹底的に解説します!
足場の正しい知識を身につけることが、安全かつ円滑な解体工事への第一歩となります。

法的義務と安全確保 解体工事における足場の役割とは

解体工事で設置される足場の最も根幹となる役割は、何よりも「作業員の安全確保」であり、これは法令によって厳しく義務付けられています。

労働安全衛生規則では、高さ2メートル以上の場所で作業を行う場合、作業員が墜落するのを防ぐために、足場やその他の作業床を設けることが義務付けられています。戸建て住宅の解体であっても、屋根や2階部分の作業は2メートルを超えるため、足場の設置は免れません。
安定した足場は、作業員が安全に移動し、重機や工具を扱うための確固たる基盤となります。この足場が担う安全性の役割は、主に以下の点に集約されます。

墜落・転落防止
作業員が安定して作業できる環境を提供し、高所作業における重大な事故リスクを回避します。

作業効率の維持
安定した足場があることで、作業員が無理な体勢を取ることなく効率的に解体を進めることができ、結果的に作業効率の向上や工期の短縮にもつながります。

安全管理を徹底する優良な業者は、この足場設置を絶対に省略しません。足場の質は工事全体の安全レベルを決定すると言っても過言ではありません。

近隣トラブルを未然に防ぐ!足場と養生シートの役割

足場のもう一つの極めて重要な役割は、「近隣への配慮」、すなわち解体工事に伴う外部への影響を最小限に抑えることです。
解体工事の苦情で最も多いのが、粉塵と騒音です。足場の外側に隙間なく張られる養生シートは、この粉塵や飛散物に対する物理的なバリアとなります。

養生シートが担う近隣配慮の役割は以下の通りです。

飛散物・ガラの拡散防止
建材の破片やコンクリートのガラなどが、風で隣家や公道に飛散するのを防ぎ、近隣の家屋や車両への物損トラブルを未然に防ぎます。

粉塵・ホコリの抑制
大量の粉塵やホコリが外部へ拡散するのを防ぎ、近隣住民の健康や生活環境への影響を最小限に抑えます。

騒音の軽減効果
防音シートを使用することで、重機による作業音や建材の崩壊音を吸収・遮断し、外部に漏れる騒音レベルを下げます。

足場と養生シートによって建物全体が覆われることで、工事中の現場が外部から丸見えになるのを防ぐ、プライバシーの保護という側面もあるので非常に重要です。

解体工事における足場費用の相場と見積もり内訳

足場の費用は高額になるため、その算出方法と適正な相場を知ることが、見積もりをチェックする上で非常に重要です。
足場費用の相場は、一軒家(木造2階建て)の総解体費用の10%〜20%を目安とします。計算方法は、主に足場の設置面積(㎡)を基準に算出されます。具体的には、「建物の外周の長さ」と「建物の高さ」を掛けた面積に、「1㎡あたりの単価」(800円〜1,500円/㎡程度)を乗じて求められます。

足場費用が高くなる要因として、主に以下の点が挙げられます。

立地条件
住宅密集地など隣家との間隔が狭い場合は、特殊な工法(単管ブラケット足場など)が必要となり、手間が増えるため単価が高くなります。

建物の形状
3階建て以上の高層建築物や、複雑な形状の建物は、作業の手間や資材が多くかかるため費用が上がります。

防音対策
騒音問題が懸念される地域で防音シートを使用する場合、シート代や設置手間が追加されます。

優良な解体業者の見積もりには、足場の費用の内訳が明確に記載されているはずです。特に足場組立て・解体費用、養生シート費用、特殊工法費といった項目が、「足場一式」ではなく細分化され、㎡単価が適正かどうかを確認しましょう。

足場費用が高くなる要因と例外的な「足場なし」ケースのリスク

足場の費用は、建物の立地や形状によって変動しますが、極端な安価な提示には注意が必要です。

足場の設置を不要と判断できるのは、平屋で高さが2メートル未満の建物など、法律上の義務が生じない場合や、広大な敷地で隣接する建物や公道から著しく距離が離れているといった極めて稀なケースに限られます。これらの例外であっても、優良な解体業者は安全と飛散防止のために何らかの対策を講じます。

足場設置に関するトラブルとスムーズな工事進行のための対策

足場の設置や撤去は、近隣住民との関係において最もトラブルになりやすい工程の一つです。
足場の組み立て・解体時には、一時的に大きな騒音が発生します。これを避けるための重要な対策は、以下の二点です。

事前の挨拶と説明
解体業者による足場設置前の丁寧な近隣挨拶と説明が不可欠です。足場設置作業の日程と、一時的に大きな音が発生する時間帯を事前に伝え、理解を求めておくことが重要です。

隣地使用の調整
隣地との境界線が曖昧な場合や、足場の設置が隣地の敷地の一部にかかる場合、事前に隣地所有者の許可を得る必要があります。境界線を確認し、解体業者が施主様に代わって、隣地所有者に誠意をもって足場設置の目的と期間を説明するよう手配しましょう。

まとめ

解体工事における足場は、お客様の費用負担を増やしている要因ではありますが、それはすなわち「安全を買っている」行為に他なりません。足場の設置基準や役割を軽視する業者は、結果的に事故や近隣トラブルによる追加費用や損害賠償リスクを高めます。

私たちエスエイアシストでは、近隣住民の皆様に配慮した高品質な足場と養生シートの設置を徹底しています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご相談いただけるはずです!

これまでも様々な解体工事の足場設置に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、お悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。

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