「鉄骨造の建物の解体費用について解説!よく聞く「RC造り」との違いや、解体費用の相場、費用が高くなってしまう要因まで解説します!
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ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第4回目は「鉄骨造りの建物の解体費用について」です。
鉄骨造りのマンションやアパートの解体を検討する際、費用相場は気になりますよね。いざ、見積もりを取ってみると、相場より高くなっているなんてことも!今回は解体費用の相場だけでなく、費用が高くなる要因なども一緒に解説していきます。
鉄骨造と鉄筋コンクリート造(RC造り)の違い
まずは、意外と説明ができない鉄骨造と鉄筋コンクリート造(RC造り)について解説していきます!
【鉄骨造】
鉄や鋼でできた建材を柱や梁に使用した建物を指します。木造よりも耐久性や強度が高く、次に説明する鉄筋コンクリート造に比べて軽いのが特徴です。
あらかじめ工場で製造した主要部材を現場で組み立てるので、鉄筋コンクリート造よりも工期が短く、建築コストも抑えられます。戸建て住宅から倉庫や工場、高層マンションなど、さまざまな建物の建築に用いられています。
このように木造よりも耐久性に優れ、建築コストも抑えられる鉄骨造ですが、摂氏540℃以上になると脆くなるという特徴もあります。そのため、火災が起きて長引いた場合などには、一気に倒壊する可能性があるのです。このような事態を避けるため、鉄骨の温度が上がらないように周りを耐火素材で覆うこともあります。
【鉄筋コンクリート造(RC造)】
鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋の周囲にコンクリートを流して固めたもので構成された建物です。圧縮する力には強く、引っ張る力には弱いコンクリートと、逆に引っ張る力には強い鉄筋の組み合わせによって強度が高くなります。そのため鉄筋コンクリート造は、中層から高層まで幅広い建物を造る際に使用されています。
耐火性、耐震性、防音性、気密性に優れていることも特徴です。火災のリスクが低く、騒音に悩まされることも少ない建物になりますが、気密性に優れている分、結露やカビが発生しやすくなるといった特徴もあるそうです。
今回は鉄骨造に焦点を当てて、解体費用を解説していきます。
鉄骨造の解体の費用相場
では、実際に鉄骨造の建物を解体する場合の費用相場を見ていきましょう。建物の解体は、1坪あたりの費用の単価を知ることにより、その建物の面積で大まかな費用を知ることができます。
実は、鉄骨造は鋼材の厚みによって、厚さ6mm未満の「軽量鉄骨造」と6mm以上の「重量鉄骨造」分類されます。これらは坪単価の解体相場も異なります。
軽量鉄骨:3.5~5万円/坪
重量鉄骨:4.5~5.5万円/坪
こちらの相場はあくまでも建物本体の解体にかかる費用の目安となります。2階建てのアパートやマンションといった建物の階数や、周辺の環境などによっても変わっていくので注意しましょう。補修作業など、一部の作業についてはアスベスト調査が免除されます。詳細は、アスベスト除去業者や各自治体の窓口に問い合わせるようにしましょう。
鉄骨造の建物本体の解体以外にかかる費用
前述でも説明したように、建物を解体する際には建物本体の解体費用以外に諸費用がかかります。鉄骨造の建物を解体する際の諸費用は以下のとおりです。
① 仮説工事費
足場の設置、防音・防塵シートや現場周辺の囲い、工事用電気や水道の準備などの、解体工事に必要な準備にかかる費用です。
② 付帯工事費
建物本体以外の解体のかかる費用のことで、ブロック塀や物置、車庫などの外構工事が該当します。
③廃棄処分費
建築物の解体後に発生する廃棄物を、建設リサイクル法に則って処分するためにかかる費用です。
④重機費用・人件費
重機費用とは、専用の重機を回収車や大型車に乗せて運送するのにかかる費用のことです。人件費とは、解体工事に関わる人数と、拘束期間によって決まる費用です。
このように解体費用の内訳は複数あり、それらの総額で金額が決まります。解体費用の総額を知りたい場合には、必ず業者から見積もりを取るようにしましょう。
鉄骨造の解体費用が高くなってしまう要因や安くするポイント
ここまで鉄骨造の建物の解体費用相場をお伝えしましたが、実際に見積もりを取ってみたら、思っていたよりも金額高いといったことがあります。費用が高くなってしまう要因や、逆に安くするポイントについても確認していきましょう。
①高くなってしまう要因
■立地や周辺環境
立地や周辺環境によって、鉄骨造の解体にかかる費用は大きく異なります。重機の通れない道路や狭い敷地などの場合、重機ではなく手作業で解体となります。また、閑静な住宅街で工事が行われる場合は防音や振動への対策に費用がかかってしまいます、さらに振動によって近隣の建物に害を及ぼす場合は手作業で行う必要も出てくるでしょう。これらは、どちらも手間や時間がかかる分費、用が高くなってしまう大きな要因です。
■アスベスト処分費
2006年に実質的に全面禁止となったアスベストですが、それ以前の建物には使用されている可能性があります。特に、規制が一切されていなかった1975年以前は使用されている建物が多いでしょう。アスベストの処分は専門業者しか行うことができず、アスベストを含む建物の解体は費用が高くなります。どのレベルのアスベストがどれくらい含まれているのかを、解体前の事前調査にて調べてもらうことも重要です。
■地中埋設物の撤去費用
地中埋設物の撤去がある場合、地下部分の解体を行なう必要があるため費用が高くなります。地中埋設物の撤去は、小規模なものであれば数万円程度で済みますが、大規模なものになると数十万円といった費用がかかることもあります。
ここ一番注意が必要なポイントは、地中埋設物は工事の最中に発見されることが多いため、見積もり時点ではその費用が含まれず、追加費用となってしまう点です。もし、事前に地中埋設物が分かっている場合は、早めに業者に伝えておくことをおすすめします。
②安くするポイント
■残置物を自分で処分する
手間はかかりますが、残置物を自分で処分できれば、解体にかかる費用を安くすることができます。残置物は、建物を解体する際に出る産業廃棄物とでは廃棄方法が異なるため、費用が掛かってしまいます。
■自治体の補助金を活用
自治体によっては、解体工事に対して補助金や助成金を出している場合があります。補助金の種類はさまざまですが、中には上限付きで解体費用の1/2を負担してくれる補助金もあります。しかし補助金を出していない自治体もあるので、必ず事前に確認をしましょう
■複数の業者に相見積もりを取る
解体が決まったら必ずしておきたいことは複数社から相見積もりをとることです。1社だけの見積もりでは、費用相場が分からないだけでなく比較検討もできません。会社によっても解体工事の基本価格に含まれる項目は異なります。また、時には値下げ交渉の材料にもなるでしょう。ぜひ、複数の業者から見積もりを取り、適正な費用の解体業者を選定に役立ててください。
まとめ
鉄骨造の建物の解体費用について、相場や高くなってしまう要因、安くするポイントなどをお伝えしました。鉄骨造の解体費用は、軽量や重量鉄骨の違い、周辺環境など条件ごとに異なりますが、おおよその相場があります。鉄骨造の建物の解体を検討されている方は、相場を参考にしながら、業者へ見積もりを取ってみてはいかがでしょうか。
また、解体費用は、依頼のタイミングや業者の立地などによって、費用が変わってきます。少しでもお得に解体工事をしたいのであれば、相見積もりを取ることが大切です!
私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでも様々な物件に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、鉄骨造の建物の解体工事などでお悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。
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