地下室の解体ってどうやるの?埋め戻しが必要?地下室の解体の費用相場や手順が知りたい!
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ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第16回目は「地下室の解体について」です。
建物の解体を検討した際に、その建物に地下室があった場合はどのような手順で解体するのでしょうか。本記事では、地下室の解体の費用や解体手順について解説します。地下室付きの建物の解体を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
地下室の解体費用っていくら?
地価の高い都市部でリビングやシアタールームとして普及した地下室、実際に解体をする際にはいくらぐらいを目安に考えておけば良いのでしょうか。
地下室の解体費用は地下室のタイプや広さ、形状などによっても変わってきますが、おおむね100~300万円ほど通常の解体費用にプラスになるでしょう。
地下室のタイプは全体が地中に埋まっている「全地下型」と、天井高さの1/3までが地上に出ている「半地下型」があり、取り壊す建物の規模や面積・坪数などによって解体費用が変わってきます。
また、地下室の形状も2種類あり、地上部分、いわゆる上屋の基礎を兼ねているものと、兼ねていないものがあります。
「独立型」は、上家の基礎を兼ねていない地下室で、床、壁、屋根があり、屋根の上に一階の床を施工するというスタイルです。対して「基礎一体型」と呼ばれるのが、上家のベタ基礎を深くすることで、1階の床と地下の天井が一体化された地下室を指します。
必然的に1階と地下の基礎面積が拡がりますが、基礎の解体工事は単価が高いため、解体費用の総額は高くなる傾向があります。
地下室の解体には、通常の解体工事にかかる費用や廃材処分費用に加え、地下室部分の埋め戻し費用がかかります。地下室の壁は基本的にコンクリートでできているため、確実に埋め戻しをしないと自然沈下や地面の割れなどの発生リスクが高まってしまうからです。また、埋め戻しに使う素材のグレードによっても、解体費用は変動します。この作業は、その後どのように土地を活用するかにもかかわってくるので重要なポイントです
解体する建物が狭小地に立っていて、重機や工事車両が搬入できないと、解体作業や資材の搬出入を手作業で行う必要があるため費用は高くなります。また、築年数が経った地下室は、建材にアスベストが含まれている場合もあり、解体前に専門業者による調査が必要です。この場合も、特別作業が発生するため解体費用が上乗せされます。手壊し解体やアスベストを含む建物の解体については、下記の記事も参考にしてみてください!
地下室解体の手順
地下室を解体する際には、先に地上部を解体してから地下室にとりかかるのが一般的です。どのような手順で解体作業を進めていくのか、基本的な流れを確認していきましょう。
①地上部を解体する
最初に、一般的な解体と同じように、地上部を解体します。こうすることで、地下室を解体する際の工事車両や重機の進入スペースおよび資材置き場などが確保可能です。
地上部を解体する範囲が狭い場合は、騒音や振動を軽減できる手壊し解体を選択する場合もあります。
②支保工(しほこう)の設置
地下の解体工事において最も重要なのが支保工(しほこう)の設置です。支保工とは、地盤や構造物を支えるために設置する仮設構造物のことです。
地下解体工事や掘削作業中に地盤崩壊や周辺建物への影響を防ぐ役割を果たし、作業中の安全性を確保する重要な設備です。また、地下解体工事作業中の安全性を確保するだけでなく、周囲の建物や道路への影響を最小限に抑えるための重要な役割を果たします。
③地下部分を解体する
地上部の解体が終わったら、地下部分の解体作業に入ります。基礎部分の防水層や断熱材などは全て撤去が必要です。基礎や外周壁などのコンクリート部分を解体・撤去するのか、またはそのまま残すのかは、解体後の使用計画によって異なります。
建物の解体後に土地の売却や建物の新築を予定している場合、コンクリートが残っているとトラブルになるだけでなく新しい基礎工事ができないため、必ず撤去しなくてはいけません。
④埋め戻しをする
地下室を解体したら、埋め戻し作業に入ります。埋め戻し材を入れた後に、散水と転圧をして固めながら、地下室があった部分を埋めていきます。自然沈下を防ぐために、しっかりと固めることが重要です。
作業に必要な埋め戻し材には、砂・火山灰・再生骨材などが使われるほか、近年では環境に配慮した高流動埋め戻し材の使用が増えています。
⑤整地をする
最後に、表面の埋め戻し材を平らにならし、土地の表面を整えます。解体後の使用計画に合わせた整地作業を行うことが重要なポイントです。作業終了後、立ち会いのもと確認したら、解体工事は完工となります。
地下室の解体を安全・効率的に進めるには?業者選びのポイントにも!
地下解体工事を安全かつ効率的に進めるためには、以下の重要な要素が求められます。この要素を満たしてくれる業者に依頼することが望ましいです!
①事前調査と計画
解体工事の対象となる地下構造物や周辺環境について詳細な調査を行い、地質データや地下水の状況、構造物の設計図を確認します。この情報をもとに、適切な解体工法や重機の選定、廃材の搬出計画を策定することが重要です。また、法規制や環境基準を遵守するため、必要な許可の取得も欠かせません。
②安全対策
地下解体工事では、地盤崩壊や周辺建物への影響を防ぐため、支保工を適切に設置します。また、地下空間は換気が不十分なため、有毒ガスや粉塵の発生を抑える対策が必要です。さらに、作業員の安全確保のため緊急避難ルートや安全教育の徹底も重要となります。
③適切な工法の選択
対象構造物の材質や規模に応じて、最適な解体方法を選びます。例えば鉄筋コンクリートにはダイヤモンドワイヤーや油圧クラッシャーを使用し、振動や騒音を抑えます。狭小空間では、手作業での解体や分割解体工法、小型重機が効率的です。
まとめ
今回の記事では、地下室の解体費用相場や手順、業者選びのポイントなどについて解説しました。地下解体工事では、対象物の材質や規模、周辺環境、予算などに応じて最適な工法を選択することが重要です。また、複数の工法を組み合わせることで、作業効率を最大化し、安全性を高めることができます。どの解体工事にも当てはまりますが、複数の業者から見積もりをとり、比較検討することも重要です。
私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでも地下室や地下倉庫の解体など、地下解体に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、解体・撤去工事などでお悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。
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