株式会社エスエイアシスト

知らなきゃ損!RC解体で失敗しないための「費用構造」と安全・適正価格を実現する交渉術

独自のノウハウにより安心・安全、そしてリーズナブルに解体サービスを提供する、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム。今回は「RC解体の費用」について解説します。

「RC造の建物を取り壊したい」と考えたとき、多くの方が最初に驚くのがその費用の高さでしょう。木造住宅の解体費用と比べると、坪単価が倍以上になることも珍しくありません。RC造(鉄筋コンクリート造)の解体は、単に建物を壊すだけでなく、強固なコンクリートを細かく砕き、鉄筋とコンクリートを厳密に分別・処理する特殊な工事です。そのため、費用が高額になるのは避けられませんが、その費用の内訳を理解せず、不透明なまま契約してしまうと、高額な追加費用や近隣トラブルに見舞われるリスクが高まります。

本記事では、RC解体の費用相場から、一般的には見積もりに含まれない「5つの隠れ要因」、そして適正価格で安全な解体を実現するための具体的な交渉術と業者選びの極意を徹底的に解説します。

RC解体費用の基本相場と構成要素

RC解体費用の基本相場と構成要素

RC解体の費用は、地域や建物の構造によって大きく変動しますが、まずは基本的な相場感と費用の構成要素を把握しましょう。

RC解体の坪単価相場

RC造(鉄筋コンクリート造)の解体における坪単価の目安は、全国平均で4万円〜8万円/坪程度です。これは、木造解体(3万円〜5万円/坪)や鉄骨造(5万円〜7万円/坪)と比較して、特に高い水準にあります。

RC造の坪単価が高い主な理由は、その強固な構造と、発生するコンクリート塊の処理の複雑さに起因します。

費用の内訳:主要な4つの構成要素

RC解体の見積もりは、主に以下の4つの要素で構成されており、それぞれが費用の大部分を占めています。

(1) 建物本体の解体費用(全体の約60~70%を占める主要コスト)

コンクリートを破砕するための重機、鉄筋を切断する特殊な作業、そしてそれらを操作する人件費にかかる費用です。建物の高さ、壁の厚さ、そして構造の複雑さがこの主要コストに直結します。

(2) 産業廃棄物処理費用(全体の約20~30%を占める重要コスト)

RC造の費用を押し上げる最大の要因の一つが、この廃棄物処理です。大量に発生するコンクリートガラ(塊)と鉄筋を、法律に基づき厳密に分別し、運搬・中間処理場へ持ち込むための費用が必要です。コンクリートの量が多いため、木造の廃棄物に比べると処理費用が高くなります。

(3) 付帯工事費用(全体の約5~10%)

建物本体の解体とは別にかかる工事費用です。例として、カーポートやブロック塀、庭石や樹木の撤去、地下室の埋め戻し、敷地境界のフェンス撤去などが含まれます。

(4) その他費用

騒音や粉塵の飛散を防ぐための養生・仮設工事費、建設リサイクル法に基づく届出や滅失登記に必要な書類作成に関わる各種届出・手続き費用、そして解体後の土地を平らにするための整地費用などがこれにあたります。

見積もりを押し上げる「5つの隠れ要因」

坪単価の相場だけを見て業者を選んでしまうと、後から発生する追加費用で予算を大幅にオーバーしかねません。RC解体において、見積もり額を左右し、しばしば追加費用の原因となる「隠れた5つの要因」を解説します。

隠れ要因1:立地条件と作業スペースの制約がもたらす手壊しリスク

建物の規模が同じでも、現場の立地が解体費用に与える影響は非常に大きくなります。特に、狭小地や密集地では、RC解体に必要な大型のブレーカーや圧砕機といった重機が現場に入れないことがあります。この場合、解体作業の手壊し(人力作業)の割合が増え、工期が延び、結果として人件費がかさむため、解体費用が20%〜50%以上高くなる可能性があります。

また、現場前の道路が狭い、または交通量が多い場合は、警備員やガードマンの配置が必須となり、その人件費も増加します。大型トラックの進入が困難な場合は、小型トラックでのピストン輸送が必要になり、運搬費も膨らむことになります。

隠れ要因2:地中埋設物の有無(追加費用最大の要因)

見積もり時点では確認が難しく、RC解体における最大の追加費用要因となるのが地中埋設物です。特に古いビルやマンションの解体では、地面に深く埋め込まれたコンクリート製の基礎杭が残っているケースが多く、その撤去には特殊な重機と高度な技術が必要となるため、一本あたりの費用が高額になりがちです。

また、以前の建物で使用されていた古い浄化槽や、過去の解体工事で不適切に埋められたコンクリート塊などが地中から発見されると、それらを掘り起こして適正に処理するための廃棄物処理費と撤去費用が別途発生します。地中埋設物は、業者が事前に判断できないため、見積もりには含まれず「発見された場合は別途費用」と記載されることが一般的です。

隠れ要因3:アスベスト(石綿)の含有調査と除去費用

RC造の建物は、建設された時期によってアスベスト(石綿)が建材に含まれている可能性が高く、法律で定められた厳格な調査と除去が必要です。

まず、建材を採取し、専門機関で分析する調査費用が発生します。さらに、アスベストが検出された場合、飛散防止のための厳重な養生、特殊な防護服を着用した作業、および専用の処理施設への運搬が必要となり、費用が桁違いに高くなります。特に吹き付けアスベスト(レベル1建材)の場合は、数百万円単位の追加費用が発生する深刻なリスクとなります。

なお、2022年4月1日以降に着工する解体工事を行う際は、アスベストの事前調査報告が法的義務となっているため、この調査を怠ることはできません。

隠れ要因4:構造の複雑さと高さに伴う特殊作業の必要性

一般的なオフィスビルやマンションではない、特殊なRC構造も費用を押し上げる要因となります。特に、地下室や地下駐車場が存在する場合、その解体・撤去・埋め戻し作業は、地上部分の解体に比べて手間と時間がかかり、費用が大きく増加します。

また、通常のコンクリートではない、ALCパネルやPPC板といった特殊な外壁材や内装材が使用されている場合、それらの分別や処理方法が異なり、通常のRCガラ処理よりも費用が高くなることがあります。

隠れ要因5:建物内の残置物と設備の撤去

RC解体の見積もりは、基本的に建物が「スケルトン(骨組み)状態」であることを前提に作成されます。そのため、建物内に残された家具、家電、書類、工場設備などの残置物は、RC解体費用とは切り離された「一般廃棄物」または「産業廃棄物」として別途処理費用が発生します。

解体業者に残置物処理も一任すると割高になるケースが多いため、事前に施主側で可能な限り搬出し、適切な方法で処分しておくことが、この費用を削減する最も効果的な手段となります。

見積もりを下げるための交渉術と節約術

RC解体費用は高額ですが、適切な知識と工夫次第で費用を抑えることは可能です。ここでは、見積もりを適正価格に近づけ、安全性を確保しながらコストを削減するための具体的な交渉術と節約方法をご紹介します。

相見積もりは最低3社、価格よりも「内訳」を徹底比較する

解体費用を比較する際、最終的な合計金額だけを比較するのは非常に危険です。まず、最低でも3社から見積もりを取得することを強く推奨します。そして、最も重要なのは、「一式」表記を避けることです。

本体工事や廃棄物処理の項目が「一式」でまとめられている見積もりは、何にどれだけ費用がかかっているかが不明瞭であり、後から追加費用の根拠を問いただすのが難しくなります。必ず「○○円/立米(またはトン)」といった単価表記と数量を明記してもらい、各社の積算根拠を比較検討しましょう。

また、「5つの隠れ要因」への対応や、地中埋設物・アスベスト調査について具体的な記載や注意書きがあるかを確認し、リスクに対する業者の認識度も測ることが、信頼できる業者選びの鍵となります。

解体時期の調整で「業者の閑散期」を狙う交渉

解体業にも年間を通じて繁忙期と閑散期があり、この時期を考慮して工事を発注することで費用交渉が有利になることがあります。

一般的に、住宅の年度末(1月〜3月)や年度初め(4月〜5月)は引越しや新築工事が多く、解体工事も集中するため繁忙期となります。一方で、梅雨時期や夏場の工事がしにくい季節は閑散期となる傾向があります。この閑散期を狙って発注のタイミングを調整することで、業者がスケジュールを埋めるために価格交渉に応じてもらいやすくなる可能性があります。

分離発注やDIY可能な付帯工事の徹底的な検討

解体業者に全てを一任せず、費用を分離することで中間マージンを削減し、コストを大幅に削減できます。

具体的には、ブロック塀、庭木、カーポートなどの外構物(付帯工事)を建物の解体と切り離し、施主側で別の専門業者(外構業者、造園業者など)に発注することで、費用の最適化が図れます。

さらに、建物内の残置物や家具は、解体業者に任せず、施主が一般廃棄物として自治体のルールに従って処分するか、専門の不用品回収業者に依頼することで、解体業者経由の処理費用よりも安価に抑えることが可能です。

解体工事に特化した助成金・補助金を活用する

自治体によっては、RC解体工事に利用できる補助金制度を設けている場合があります。

主な制度としては、倒壊の危険性がある古い建物(RC造も含む)の解体を促進するための老朽危険家屋解体撤去補助金や、アスベストの除去費用に対して補助が出るアスベスト除去補助金などがあります。重要なのは、補助金は予算が限られているため、必ず解体工事の契約前、着手前に自治体の窓口で確認し、申請を行う必要がある点です。

まとめ

RC解体は、木造解体に比べ費用が高いのは事実ですが、その費用が何によって構成され、何が追加費用のリスクとなるかを事前に把握することが最も重要です。

特に、立地条件、地中埋設物、アスベストの3点は、予算を大きく左右する「隠れ要因」となります。適正な解体工事を行うためには、単に安い業者を選ぶのではなく、これらの隠れ要因を事前にしっかり調査し、見積もりの内訳を明確に提示してくれる信頼できる業者を選ぶことが何よりも大切です。

私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでもマンションの解体に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、お悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。

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