井戸の解体・撤去ってどうするの?「お祓い」や「息抜き」が必要?方法や費用、解体を検討するポイントを詳しく解説します!

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ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第26回目は「井戸の解体・撤去について」です。
最近はなかなか見かけなくなった井戸。ですが、街中にはまだまだ沢山の井戸があります。家の建て替えや売買をきっかけに井戸の存在に気づいて、井戸の処理について考える方も多くいるでしょう。今回の記事では、井戸の解体や処理方法、費用や注意点について詳しく解説します!
井戸の役割と現代の井戸の問題
井戸は古くから日本の生活に深く根付いており、飲料水や生活用水の供給源として重要な役割を果たしてきました。今では、きれいな水は蛇口をひねれば出てくるものというイメージがありますが、簡単にきれいな水を得ることができなかった昔の人々にとって、きれいな水はとても貴重なものであり、家庭や農業において欠かせない存在でした。
きれいな水は命の源とされ、その貴重さから井戸は信仰の対象でもありました。「井戸には大きなパワー、聖なる力が宿っている」「井戸は異界につながる門である」「井戸には神様が宿っている」などと考えられてきたのです。
現代では上下水道が整備されたことにより、井戸の役割は減少しています。その結果、使われなくなった井戸が放置されているケースも少なくありません。未管理の井戸は、水質が悪化して衛生面のリスクを招く可能性や、老朽化による崩落の危険性があるため、適切な管理や撤去が求められているのです。
さらに、土地を新たに活用したい場合や建築計画がある場合には、井戸の存在が妨げになることがあります。このような理由から、井戸の撤去や埋め戻しを行うケースが増えています。
井戸を撤去する理由って?
では、井戸を撤去するにはどんな理由があるのでしょうか。井戸の撤去が必要になる理由について確認していきましょう。
①安全上のリスク
放置された井戸は、老朽化によって崩落するリスクがあります。また、井戸がむき出しの状態では人や動物が転落する危険性があるため、安全上の観点からも撤去が必要です。さらに、井戸が地下水脈とつながっている場合、汚染物質が地下水に流れ込む可能性があるため、環境への悪影響が懸念される点も忘れてはいけません。
②土地利用の制限
井戸が存在している土地では、建築基準法や自治体の規制により、建物を建てることが難しくなる場合があります。特に地盤が弱い地域では、井戸の影響で地盤沈下が起こる可能性もあり、土地の有効活用を妨げる要因となってしまうでしょう。
③法律や自治体の指導
井戸の撤去や管理に関しては、自治体の条例や指導が定められている場合があります。適切な処理を行わなかった場合、トラブルの原因になることもあるため、お住まいの地域のルールに従って撤去を進める必要があります。
井戸を解体・撤去する時の流れ
では、実際に井戸を解体する際にはどのように行うのでしょうか。
井戸を解体・撤去する場合の多くは、「埋め戻し」といって、井戸の穴を砂や土などで埋めてふさぎます。この埋め戻しは、お祓いや息抜きに続いて行われるのが通例です。
お祓い(魂抜き)
お祓いは、施主様の考えにより行う場合と行わない場合とがあります。しかし、井戸に関しては比較的多くの方が、お祓いを行ってから解体を行います。これは前述のように、井戸に神様や霊が宿っている、という考えや、長年、そこで暮らしてきた家族・一族の生活を支えてきてくれたことへの感謝の気持ちが影響しているようです。このときのお祓いは、井戸に宿っている神様や霊の魂を抜くということから「魂抜き」とも呼ばれます。
なお、その土地を売却する際、井戸のお祓いをしてあるか否かで、売買契約の成り行きを左右する場合もあるようです。
お祓いに対する考え方は、施主様それぞれによって異なりまので、お祓いの有無については、あくまでも施主様の判断に委ねられます。
息抜き
息抜きには、2つの意味があります。1つは井戸を埋める際に、そこに宿っている神様や霊が井戸の外に出られるようにするということ。もう1つは、井戸のなかにたまっている水やガスなどを排出するためです。
長期間使用していない井戸には、底に木の葉や土砂、水・ガスがたまっていることがあります。それらがたまったまま埋めてしまうと、後に地盤に悪影響をもたらす可能性があるのです。そのため、堆積しているゴミを除去した後、井戸の口から底にかけてパイプを通して、底にたまっているものを排出します。
見積もりを確認する際は、これらの費用がしっかりと含まれているかをチェックすることが重要です。また、複数の業者で相見積もりをとり、しっかりと比較することも忘れてはいけません。
井戸の埋め戻し
井戸の穴を土や砂などを入れて塞ぎます。この時に重要なのは、できるだけ井戸がある場所の地層に合わせて、土砂を埋めていくことです。とはいえ、まったく同じ地層にすることは非常に難しい作業です。そのため、次のような点に注意して業者は埋め戻しを行います。
①地下水の流れを邪魔しないため、井戸の底部分は砂利や砕石で埋め戻す。
②井戸の上部は、雨水や汚水などが入らないように土状のものを使って埋める。
このように、井戸の底部と上部を砂利や土を使い分けて埋め戻していくことが必要です。この区別をしっかり行わず、間違った方法で埋め戻してしまうと、地下水を汚染することがあります。
整地作業
井戸の埋め戻しが完了したら、その場所と周辺を整地し、掃除を行って終了となります。なお、息抜きのためのパイプは刺さったままにしておくことが多いです。これは、井戸があった位置がわかるようにしておくための目印にもなります。その後、建物を建てる際には取り除くことが必要です。もし、井戸の埋め戻しだけの場合は、解体業者にパイプを抜く時期を確認し、適切な時期に抜いてもらうように予定しておきましょう。
ちなみに、井戸の撤去後には地盤が緩む可能性があります。特に建築計画がある場合には、地盤改良工事を併用することで、地盤の安定性を確保することが重要です。
井戸の解体・撤去の費用
井戸の解体・撤去費用は、一般的には家屋の解体よりも低価格です。ですが、井戸の深さや構造、立地条件によって大きく異なるのも特徴です。さらに、お祓いを行う場合は、その費用が加わってきます。井戸だけを解体するのか、家屋と一緒に解体するのかによっても費用は変わってきます。
目安の金額は以下の通りです。
井戸だけを解体する場合の目安:15万円〜
家屋の解体と同時期に解体する場合の目安:10万円~
お祓いの費用の目安:3万円~
周囲の地盤が軟弱な場合や地下水脈への影響が考えられる場合には、追加費用が発生する可能性があります。
井戸の解体を検討するポイントや注意点
上下水道設備がほぼ完備されている現在、水の供給を井戸に頼ることは少ないでしょう。しかし、だからといって埋め戻すのではなく、本当に無用であるかどうかしっかりと検討してみましょう。
本当に解体が必要?
井戸の解体を考えた際、最初にその井戸はほんとうにもう使えない井戸なのか? ということを調べてみる価値があるでしょう。もし使うことが可能ならば、残しておくことも選択肢の一つです。地下水を利用する井戸は生活用水や災害時に役立ちます。
とはいえ、家屋も解体して土地を売却予定というケースもあるでしょう。しかし、古家付き土地や新たに土地を購入する人のなかには、使える井戸が備わっていることに魅力を感じる人もいます。
ですが、すでに水脈が変わって枯れ井戸になっている場合には、お祓いを済ませ、きちんと埋め戻しをした状態で、井戸があったことを伝えるのがマナーです。
防災井戸として復活利用という方法も
防災に対する関心が高まっている現在、井戸の存在が見直されています。生活用水としての活用はもちろんのこと、井戸端を解体・改修してポンプを手動と電動を併用として停電時にも使えるようにして、地域の防災井戸として活用するところが増えつつあります。実際に、そうした災害時対応のために井戸を指定・補助制度を設けている自治体もあります。
複数業者から相見積りを取りましょう
解体中の家屋の床下から枯れ井戸が出てきた、ということはたまにあります。たいていそういう井戸は、その上に建物が建てられた段階で井戸としての機能を果たさなくなったものがほとんどです。その場合は、埋め戻すしか方法はないでしょう。
それ以外の理由から井戸を埋め戻す場合においても、大切なことはしっかりと埋め戻しの作業を行ってくれる業者を選ぶことです。工事料金も解体業者によって、それぞれ異なります。他の解体工事とも共通しますが、複数の業者に掛け合って相見積りを依頼することが重要です。
まとめ
井戸の解体・撤去や埋め戻しは、その井戸がまだ使えるのかを調べるとともに、安全性や土地活用の観点からも丁寧に作業を行う必要があります。また、解体する際には、お祓いといった神事や、丁寧な埋め立ても必要となります。信頼できる解体業者に相談することで、スムーズに作業を進めることができるでしょう。
私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでも様々な解体工事に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、井戸の解体・撤去ででお悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。
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