株式会社エスエイアシスト

解体工事の音はどこまで許容される?近隣トラブルを防ぐ「騒音対策」と「法規制」

独自のノウハウにより安心・安全そしてリーズナブルに解体サービスを提供する、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム。今回は、「騒音対策と法規制」についてです。

解体工事を検討される施主様にとって、最も大きな不安要素の一つが「騒音」による近隣トラブルではないでしょうか。建物を壊すという性質上、どうしても大きな音や振動が発生してしまいます。「どれくらいの音なら我慢してもらえるのか」「法律で決まりはあるのか」といった疑問は、工事を円滑に進める上で避けては通れない課題です。

本記事では、解体工事における騒音の許容範囲や、法律(特定建設作業)による規制の内容、そして現場で実践すべき具体的な騒音対策について、解体業者の視点から詳しく解説します。

解体工事の騒音はなぜ避けられないのか

解体工事では、コンクリートを砕く、鉄骨を切断する、あるいは重機が移動するといった作業が連続して行われます。これらは物理的な衝撃を伴うため、現代の技術をもってしても無音で工事を行うことは不可能です。

近隣住民の方々にとって、静かな日常生活の中に突然響き渡る重機の音や金属音は、大きなストレスとなります。特に、在宅ワークが普及した昨今では、日中の騒音に対する敏感さが増している傾向にあります。施主としては「工事だから仕方ない」と割り切るのではなく、周囲に与える影響を正しく理解し、最大限の配慮を示す姿勢が求められます。

法律が定める騒音の基準:特定建設作業とは

解体工事の騒音は、個人の主観だけで判断されるわけではありません。日本では「騒音規制法」および「振動規制法」という法律によって、厳しい基準が設けられています。その中でも、解体工事に関連するのが「特定建設作業」という区分です。

特定建設作業の定義と規制内容

特定建設作業とは、著しい騒音や振動を発生させる作業のことを指します。例えば、ブレーカー(打撃によってコンクリートを砕く機械)や削岩機を使用する作業などがこれに該当します。これらの作業を行う場合、施工業者は工事開始の7日前までに市区町村長へ届け出を出す義務があります。

具体的な規制基準は以下の通りです(指定地域の場合)。
騒音の大きさ: 85デシベル以下(地下鉄の車内や、救急車のサイレン直近と同程度の非常に大きな音)
作業時間: 原則として午前7時から午後7時まで(1日最大10時間まで)
作業期間: 同一場所で連続して6日間を超えてはならない
休業日: 日曜日および祝日の作業は禁止

ここで重要なのは、この「85デシベル」という基準は「これ以下なら何をしても良い」という免罪符ではなく、あくまで行政的な限界値であるという点です。住宅街において85デシベルの音は相当な迫力であり、近隣住民の感覚としては「非常にうるさい」と感じるレベルであることを忘れてはなりません。

「どこまで許容されるか」の社会的境界線

法律上の基準がある一方で、実際にトラブルになるかどうかは「受忍限度」という考え方に大きく依存します。受忍限度とは、社会生活を営む上で、一般的に我慢すべきとされる範囲のことです。

解体工事においては、以下の要素が揃っている場合に受忍限度の範囲内と判断されやすくなります。
1.工事の公共性・必要性: 老朽化した建物の解体は、倒壊防止など安全性の観点から正当な理由があること。
2.事前の丁寧な説明: 工事の期間、時間帯、騒音の程度をあらかじめ周知していること。
3.適切な防音措置: 業者が騒音低減のために最大限の努力(防音パネルの設置など)をしていること。

逆に、事前の挨拶もなく、朝早くから夜遅くまで基準を超えるような騒音を出し続ければ、たとえ法律の範囲内であっても、精神的苦痛を理由にした慰謝料請求や工事差し止めなどの深刻なトラブルに発展するリスクがあります。

プロの解体業者が実践する「騒音対策」の裏側

信頼できる解体業者は、騒音を「消す」ことはできなくても、最大限「抑える」ための技術とノウハウを持っています。見積もりを比較する際は、以下の対策が講じられているかを確認することをお勧めします。

防音パネル・養生シートの徹底

足場を組み、現場をぐるりと囲う「養生(ようじょう)」は、粉塵の飛散防止だけでなく防音にも大きな役割を果たします。一般的なシートよりも厚手で遮音性能の高い「防音パネル」を使用することで、騒音を数デシベルから十数デシベル低減させることができます。

低騒音・低振動型重機の導入

近年では、メーカー各社から「低騒音型建設機械」として認定された重機が数多く登場しています。エンジン音を抑える構造や、作業時の振動を軽減するアタッチメントを使用することで、周囲への響き方を和らげることが可能です。

作業工程の工夫(手壊し作業の併用)

機械で一気に壊せば早いものの、その分騒音も激しくなります。住宅が密集している場所では、あらかじめ内装材を手作業で撤去する「内装解体」を丁寧に行い、重機を使用する時間を最小限に留める工夫が行われます。

近隣トラブルを未然に防ぐための「施主の役割」

騒音対策の責任の多くは施工業者にありますが、施主としてできる最も重要な対策は「コミュニケーション」です。

挨拶回りは業者の同行が理想

工事開始の1週間から10日前には、近隣への挨拶回りを行いましょう。業者だけが回るよりも、施主が直接「ご迷惑をおかけします」と一言添えるだけで、住民の方々の受け止め方は大きく変わります。この際、単にタオルを配るだけでなく、「特に音が大きくなる期間」を具体的に伝えることがポイントです。

苦情への迅速な対応体制

万が一、近隣から苦情が寄せられた場合、初期対応が明暗を分けます。「すぐに作業を中断して状況を確認する」「指摘された箇所に防音材を追加する」といった柔軟な対応ができるよう、あらかじめ業者と連絡体制を密にしておく必要があります。

まとめ

解体工事における騒音問題の本質は、物理的な音の大きさもさることながら、「大切にしている日常を脅かされている」という近隣住民の感情にあります。法律を遵守し、最新の防音技術を駆使することはプロとして当然の義務ですが、それ以上に「周囲に配慮している」という誠実な姿勢を見せることが、結果として最大のトラブル回避策となります。

私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、不動産売却や土地活用、空き家対策までトータルでサポートいたします。これまでも様々なご相談を解決してきた実績がありますので、補助金活用や解体後のプランにお悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!

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