株式会社エスエイアシスト

プレハブの解体とは?自分でも解体できるの?プレハブの種類や費用相場について徹底解説します

独自のノウハウにより安心・安全そしてリーズナブルに解体サービスを提供する、
ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営する株式会社エスエイアシストがお届けする解体コラム、第42回目は「プレハブの解体について」です。

倉庫や仮設事務所、物置などに多く使われるプレハブ建物。建築が簡単な分、「解体もすぐ終わるだろう」と考える方も少なくないでしょう。しかし、プレハブにはさまざまな種類があり、解体方法や費用も一様ではありません。また、使用年数が経つにつれて老朽化が進み、解体が必要になる場面もあるはず…。この記事では、プレハブの種類や解体費用の相場についてわかりやすく解説します。

プレハブの種類と構造的特徴

プレハブ建物は、あらかじめ工場で加工された部材を現場で組み立てる「プレハブリケーション工法」によって建てられる構造物です。短工期かつコストが比較的安いことが特徴で、住宅や倉庫、作業場など様々な用途に用いられています。
プレハブとひと口に言っても、いくつかの種類が存在し、それによって解体方法や費用も異なります。

ユニット系プレハブ

最初に挙げられるのがユニット系プレハブです。ユニット系プレハブは溶接やボルトなどを利用して、鉄骨をつくっているところに特徴があります。また、セラミック系の板を取り付けているところにもユニット系プレハブの特徴があります。
それだけ頑丈なつくりをしているプレハブであり、風雨にも強いところが魅力的です。また、電気配線や配管といった設備の設置は工場で行うことが一般的です。そのため、より品質が安定しやすく、長期間にわたって使い続けることができます。

木質系プレハブ

続いてご紹介するのは木質系プレハブについてです。木質系プレハブの場合は、角材で作った枠にパネルを取り付けて組み立てていくところに特徴があります。ユニット系プレハブに比べて頑丈さという点では劣りますが、木材の豊かな香りや色合いを堪能しながら利用することができます。
4種類の中でも最も簡易的なタイプであり、とりあえずプレハブを持ってみたいという方にもおすすめです。

鉄骨系プレハブ

鉄骨系プレハブの場合はある程度の頑丈さがあり、一般的な建物と遜色ない耐震性や耐久性を持たせることができます。柱や梁を組んで強度を持たせることも可能です。
間取りを自由に設計しやすいところも特徴的で、比較的短期間で作りあげることができます。プレハブの製造業者としても鉄骨系プレハブの建設に慣れている部分があり、設計にミスが出にくいというところも魅力的です。
火災に強いので、内部の利用方法としてもさまざまなニーズに応えやすくなります。

コンクリート系プレハブ

最後にご紹介するのはコンクリート系プレハブです。これは、工場で生産したコンクリートパネルを現場で組み立ててつくるタイプのプレハブです。特徴としては、耐久性や遮音性に優れている部分が挙げられます。長期間にわたって利用したい方にはおすすめのタイプと言えるでしょう。
また、地盤を補強することで、他の工法よりも頑丈なつくりにすることができます。木質系プレハブと同様の簡易さもあるので、初めての方でもチャレンジしやすいタイプです。

プレハブ解体の費用相場はどれくらい?

プレハブの解体費用は、プレハブの種類・大きさ・立地条件によって大きく異なります。以下は坪単価の目安です。

プレハブの種類坪単価の目安
木質系約2万〜4万円
軽量鉄骨系約2.5万〜4.5万円
鉄骨系約3万〜8万円
コンクリート系約3万〜6万円

大まかな目安としては上記のとおりです。鉄筋コンクリート造に関しては、撤去自体に手間や時間がかかるということもありますが、リサイクルできる廃材が少ないことから解体費用が高くなりやすいという部分もあります。

こちらで取り上げた費用相場はあくまでも目安であり、実際の金額に関しては解体業者から提示を受けることが大切です。少しでも適正価格に近づけるために、複数業者から見積もりを取ることをおすすめします!

どんな時にプレハブの解体費用が高くなる?

プレハブ解体では通常の解体と同様に追加費用が発生してしまうことがあります。見積もりを取る前に、追加費用の点を押さえておくことで、想定外の出費を避けることができます。

・残置物の処分費
一般的な建物を解体する場合もそうですが、残置物が多く残っている状態だと、その分の撤去費用や処分費用が余計に加算される可能性があります。家具や機械類など建物内部の不要物の撤去・処理は別料金となることが一般的です。

・基礎の撤去
現地調査の段階で判断できることが多いですが、プレハブの基礎といった部分についてです。プレハブの構造も多様ですが、鉄筋コンクリート造などの頑丈なつくりになっている場合や、数多くのボルトや釘で打ちつけてあることもあります。
つくりが頑丈であればあるほど耐久性に優れるというメリットもありますが、解体の際には手間がかかるというデメリットに変わります。重機の使用や工期の延長など、費用が高くる原因に直結する要素と言えるでしょう。

・設備の撤去工事
プレハブで電気やガスを使っていた場合は配管や配線が通っているので、解体工事が始まる前に撤去しておきましょう。電気は電力会社に、電話は回線事業者に連絡して停止日を伝えましょう。後日、引込線などを取り外しに来ます。
ガスも同様にガス会社に停止の連絡をしますが、ガスの停止の際は一般的に立ち会いが必要になります。スケジュールの都合もあるので、ガス会社への連絡は特に早めに入れましょう。
水道は解体工事の際に工事用水として利用するので、止めるのは工事後になります。水道局に連絡し、解体工事をすることと今までの生活用水分の精算をしてほしいと伝えてください。また、工事用水として使った水道料金は解体料金に含まれるのか、別精算なのかを解体業者に確認しておきましょう。

・アスベスト対応
古いプレハブ建材にはアスベストが使用されていることもあり、専門的な除去が必要になると費用が大幅に増加します。

プレハブを自分で解体することは可能?

「小さいプレハブなら、自分で解体してもいいのでは?」と考える方もいます。確かに、数坪程度の物置や簡易な小屋であれば、DIYでの解体も不可能ではありません。ただし、自分で行う場合はけがや事故のリスクがあること、法的・安全的な制約があることを理解しておく必要があります。

プレハブを自力で解体する際のポイント

まずはこれらの2点を必ず確認しましょう

・延床面積が80㎡以下か
建築リサイクル法では、延床面積が80㎡を超える建物を解体する場合、届け出が義務付けられています。これに違反すると罰則を受ける可能性があるため、DIYの前には面積確認を忘れずに行いましょう。

・アスベストが使用されていないか
前述の項目でも触れましたが、アスベストが使用されている場合は、専門的な除去が必要となるため、個人で解体することができません。アスベストの有無を調査せずにアスベストが使用されている建物を解体してしまうと罰せられるので注意しましょう。

これらの条件を確認したのち、以下の条件であればご自身での解体も可能な場合があります。

・規模が小さい(3〜5坪程度)こと
 当然ながら、規模が小さければ小さいほど解体にかかる手間は少なくなります。周囲の環境等にもよりますが、倉庫や簡易な物置であれば可能なケースもあるでしょう。

・高所作業がないこと
 屋根解体などは高所作業となり転落のリスクが高く、素人には危険です。安全帯の準備も必要となってしまいます。

・廃材処分の手配が可能なこと
 解体で出たゴミは産業廃棄物扱いとなるため、自治体の指示に従って処分が必要です。これらの廃棄物を適当に処分したり埋めたりすると不法投棄で罰せられてしまいます。

安全面・法的義務・処分コストなどを考慮すると、完全な自力解体は現実的ではない場合が多く、結果的に専門業者に依頼するほうが安全かつ経済的なケースが多いと思われます。

まとめ

プレハブは建てるのが簡単な分、解体も簡単に思われがちですが、実際には種類・構造・条件によって工法や費用が大きく異なります。自分でできるかどうかも含め、まずは建物の現状を把握し、必要な手続きや解体範囲を明確にしたうえで、信頼できる業者へ相談するのがスムーズな進め方です。

私たちエスエイアシストでは、不動産解体業者として丁寧で綺麗、クレームのない解体・撤去工事に力を入れています。また、ピタットハウス浦和西口店・恵比寿店を運営しており、安心してご依頼いただけます。これまでもプレハブの解体に関するご相談を数々と解決してきた実績がありますので、お悩みの方は、ぜひ一度エスエイアシストにご相談ください!お待ちしています。

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